社労士講座

社労士の実務講座

・社労士の開業をしたいけれど実務経験がなくて不安
・社労士の実務講座のオススメが知りたい

 

この記事ではそんなお悩みに対応します。

 

この記事で分かること

  • 様々な社労士の実務講座の良い点・悪い点が分かる
  • 社労士の実務講座で学べることが分かる

 

社労士試験を受験した方の中には、社労士として独立開業を目指して頑張っている方も多いと思います。

社労士事務所を開く方の中にはすでに企業の人事などの経験のある方、社労士事務所の補助者として経験している方、もちろん未経験での開業と言う方も多いですね。

しかし、どれだけの経験があったとしても自分で独立開業をすでに経験したことがあるという方は少ないのではないかと思います。

そんな方たちが共通して悩むのは「開業したあとにいざ依頼が来ても仕事ができるのか?」という漠然とした不安だと思います。

そのような不安を抱えるのは当然のことです。

しかし、ご安心ください。そのような不安を抱えている方のために社労士の実務講座が様々な場所で開講されています。

この記事では社労士の実務講座についてご紹介していきます。

社労士の実務講座

 

勉強

 

社労士は社労士試験に合格して実務経験を積む又は事務指定講習を受講して登録さえすれば、誰でも開業することができるため、合格後は独立開業を目指す人も多いです。

しかし、試験で得た知識だけ実務の現場ですべて対応できるかと言うと残念ながらそれは難しいと言えます。

理由は多くありますが、最も大きな理由と言えば社労士の依頼人となるのは多くは企業であるためです

業務の基礎となる知識は社労士試験で十分勉強していると思いますが、お客様となる企業の労務環境は「業態」「社員の数」「労働環境」などが複雑に絡み合って一つ一つの企業が異なる実態を持っているため、その企業の合わせた対応が社労士には求められます。

つまり、重要なのは試験で得た基礎知識を基に、あらゆる現場で対応できる柔軟な応用力と言えます。

この応用力は、現場で実際に自分が経験して培っていくことが最も良いのですが、開業したばかりの頃は経験がないため経験が積めないというジレンマに陥ってしまうことも多いです。

そんな悩みを抱える方のために用意されたのが、社労士の現場の知識に基づいた知識を専門講師から学ぶことができる社労士の実務講座です。

社労士の実務講座を受けるメリット

特徴

実務を学ぶ方法としては「書籍で学ぶ」「研修で学ぶ」「社労士事務所や企業の人事で下積みをする」などがあります。

しかし、今回紹介する実務講座での学習というのは非常に優れた学習であると言えます。

書籍で学ぶ

メリット
・欲しい知識を自由に選んで得ることができる。
・自分の好きなタイミングで学習できる。

デメリット
・現場で応用できる知識を得ることが難しい。
・法改正などがあったときは古い書籍では対応できない。

研修で学ぶ

メリット
・他の受講生と人脈を作ることができる。
・経験豊富な講師から経験に基づいた知識を得ることができる。

デメリット
・欲しいときに欲しい知識を得るのは難しい。

 

社労士事務所や、
企業の人事で働きながら学ぶ

メリット
・人脈を作ることができる。
・収入を安定して得ることができる。

デメリット

・自分のやりたい業務を選べない。
・勤めているところで行う業務しか学べない。

このようにどの方法でも一長一短がありますね。

そこで利用したいのが社労士の現場の知識に基づいた知識を専門講師から学ぶことができる社労士の実務講座です。

行政書士の実務講座では現場で役に立つ実務の知識を専門の講師から学ぶことができます。

 

社労士の実務講座

メリット
・欲しいときに欲しい知識を得ることができる。
・通学講座ならば受講生や講師の先生と人脈を作ることもできる。
・経験豊富な講師から現場経験に基づいた知識を得ることができる

デメリット
・受講費用がかかる

このように、他の方法のメリットを全て兼ね備えています。

ですが、デメリットでも書いた通り、受講費用がかかる点は必ず考慮しなければなりません。

社労士事務所を開業するためには社労士の登録が必要になります。

この登録料だけでも高額なうえに、事前指定講習が必要な場合はさらに講習料がかかります。そのため開業のための経費も考えたうえで検討するようにしましょう。

社労士の実務講座を選ぶ際のポイント

では社労士の実務講座を選ぶ際のポイントですが、講座を以下の3つのポイントごとに評価していくと自分が求めている講座に出会いやすいかと思います。

社労士の実務講座を選ぶ際の3つのポイント

 

①学べる内容
社労士の仕事内容は非常に多岐に渡ります。
そのため、各講座では講義で取り扱う業務の種類が異なって来ます。
講座の中に自分が興味のある分野が含まれているか、内容が充実しているかというのは重要なポイントですね。

②受講形態

受講の方法として通学通信のどちからの形で受講することになりますが、これは会社によって異なります。
通信講座は通学講座と違って教室などの固定費がない分、受講料が安い傾向にあります。
しかし、通学ならば同期の受講生や先輩の社労士との人脈作りを行えるというメリットもあるため通学を選ぶか通信を選ぶかいうのは重要な要素になってきますね。

③コスパ
社労士の登録には高額な登録料がかかります(都道府県により多少異なります)
他にも研修費や設備投資など開業後には様々な経費がかかるでしょう、
開業後の費用も考えるならば、受講料のコストパフォーマンスは非常に重要となりますね。

 

オススメの実務講座とその比較

比較

 

今回紹介する行政書士業務のノウハウを学べる実務講座は以下の6つです。

会社名 特徴
アガルート 講師は現役の社労士の先生が行うため、現場に近い目線での講義を受講できる。
2種類の講義が用意されているが、欲しい講座を個別で買うことができるため、欲しい知識を安価で学ぶことができる。
取り扱っている知識が他よりも少ないのが残念。
TAC 通学と通信講座のどちらも選択可能。
講義内容も充実しており、社労士業務に必要な知識を横断的に学習できるが受講料は10万円を超えてしまうため、少し高く感じるが、講義の個別販売も行っているため、安く抑えることも可能。
LEC 講義内容は社労士の実務に必要な基礎知識を横断的に学ぶことができる。
パック料金も似た形態を取るTACよりも安いが、講義の個別販売を行ってないのが残念。

 

講座ごとの比較

会社名 受講料 受講形態
通学 通信
アガルート 1講座につき10,800円
TAC 119,000円~
(講義の個別販売も有り)
LEC 70,000円~

 

 

アガルート

アガルート 実務講座
引用:アガルート 社労士実務講座

アガルートはこんな方におすすめ

  • 好きな分野の講座だけ受講したい
  • 受講料はなるべく安く済ませたい

各種資格の通信講座を扱うアガルートアカデミーでは、社労士試験の講座から合格後までも見据えて実務講座が用意されています。

講師は現在社労士として活躍する「宮本 英俊」先生から学ぶことができるため、現場の経験に基づいた知識を学ぶことができます。

講義の種類もパックで販売する他の会社と違い、分野ごとに個別で販売しているため、欲しい知識だけをピンポイントで購入できるのが魅力的ですね。

学べる分野

アガルートでは2種類の講座を販売しています。

・事例で抑える入退社時の保険・年金手続き(3時間)

本講座は,主に社会保険労務士になりたてで実務経験があまりない方や,勤務先で人事担当になられた方などを対象に,1年を通して頻繁に起こる事例を通して適用手続を一通り身に着けるための講座です。 提出すべき書類,提出先はもちろん,書類作成の際の照会先についてもお伝えするとともに,画面上で実際に使われている書類を写しながら,記入時の注意事項等についてもお伝えしていきます。 基本的な実務力を身に着けるのに,ぜひご活用ください。

 

・定年退職委時の保険・年金手続きと再雇用に関する提案業務(2時間)

本講座は,主に社会保険労務士になりたてで実務経験があまりない方や,勤務先で人事担当になられた方などを対象に,従業員が定年退職される際の一連の手続やよくある質問とその対処法などについて,お伝えする講座です。実務で現物を見たときに戸惑うことがないよう,各種サンプル等を実際に見ながら解説していきます。基本的な実務力を身に着けるのに,ぜひご活用ください。

受講形態

PDFのテキストを基にして配信講座を観るWEB学習が基本になります。

どこでも学習できるうえ、テキストを持ち運ぶ必要がないため気軽に学習することができます。

開業時は手続きや営業活動などでまとまった時間が取れない人にとっては、自分のペースで学習したいという方にはオススメの学習スタイルですね。

コスパ

事例で抑える入退社時の保険・年金手続き 10,800円
定年退職委時の保険・年金手続きと再雇用に関する提案業務 10,800円

TAC

TAC 社労士 実務講座
引用:TAC社労士実務講座

TACはこんな方におすすめ

  • 人脈作りのできる通学講座で受講したい
  • 特定の分野ではなく全体的な知識を学びたい

資格の学校としても知られるTACの社労士実務講座では通学講座が用意されていることが特徴です。

通学講座ならば他の受講生と人脈を作れたり、講師の方との交流も図ることもできます。

学べる知識も基礎的な知識を横断的に学ぶことができるうえに、学びたい講座を個別で購入することができます。

学べる内容

TACで学べる講座は以下のようになります。

TAC 社労士実務講座 カリキュラム

受講形態

TACでは信・通学どちらも選択することができます

同期や講師の先輩行政書士との人脈作りができる通学講座を希望する人も多いため、通学講座を選択することができるのはとてもありがたいですね。

さらに、どの講座を選んでもWEBフォローの制度がついてくるため、受講できなかったとしても後で自分のスマホ等から講座を受講することができます。

ただし、通学講座は1年の内に開講される日付が決まっているため、機会を逃すと1年後の開講を待つことになるので注意しましょう。

コスパ

TACでは全講義が詰まった「実務講座トータルセット」か、個別の講義を購入するかを選ぶことができます。

パックで購入した方が圧倒的に安くなりますが、欲しい知識がピンポイントである場合などは個別での購入を検討してもいいと思います。

実務講座トータルセット料金

通信講座
WEB通信講座 140,000円
DVD通信講座 151,000円
通学講座
教室講座 119,000円
ビデオブース講座 119,000円

 

個別販売

講義名 受講料
社会保険労務士手続き業務講座 33,000円~
就業規則コンサルティング講座 22,000円~
賃金・退職金制度コンサルティング講座 22,000円~
人事・労務管理業務講座 22,000円~
助成金コンサルティング講座 11,000円~
特定社会保険労務準備講座 11,000円~
目指せ開業!「独立開業セミナー」 11,000円~

LEC

LEC 社労士 実務講座
引用:LEC社労士実務講座

こんな方におすすめ

  • 実務知識を横断的に学びたい
  • なるべく受講料は抑えたい

大手の資格学校のLEC。

社労士試験の参考書なども販売しているため、受験生時代にはお世話になったという人も多いのではないでしょうか。

LECの実務講座では労働保険や社会保険の手続きから就業規則などまで、社労士の基礎となる実務知識を横断的に学ぶことができます。

TACとは違い、賃金計算や年末調整などを取り扱ってくれるのがありがたいですね。

費用も他の講座と比べると安価なため、学べる内容が自分が求めるものと合致しているならばLECを選ぶ価値はあると思います。

ただし、他の講座と違って講義の個別販売を行っていないため、パックでの販売のみとなります。

 

学べる内容

 

第1章 社労士の業務 滝 則茂
LEC専任講師
2020年
11月16日(月)
第2章 労務相談の基本 2020年
12月14日(月)
第3章 就業規則の基本
第4章 労働保険・社会保険の
新規適用手続
澤井 清治
LEC専任講師
2021年
1月18日(月)
第5章 労働保険・社会保健の
入社・退社に関わる基本手続
滝 則茂
LEC専任講師
第6章 年度更新、算定基礎届、
報酬月額変更届
澤井 清治
LEC専任講師
第7章 給与計算の基本 滝 則茂
LEC専任講師
2020年
2月15日(月)
第8章 年末調整 澤井 清治
LEC専任講師
第9章 助成金の基本 池松 朗彦
LEC専任講師

受講形態

WEB受講又はDVDでの受講を選ぶ形になります。

DVDでの受講の方が高額なため、特にこだわりがないようならばWEBでの受講で問題ないと思います。

コスパ

LECの講義は上記の講義内容を全てまとめたパック販売のみとなります。

金額は以下の通りです。

通信WEB講座 70,000円
通信DVD 85,000円

 

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